このタイトル名で思い出すのはセガのRez(レズ)。
まあ一切関係なかったりする。言ってみたかっただけ。
(動画はXBLA版かつ英語版、日本語化可能です)
概要
ゲームシステムはフィールド内に散らばっている大小様々な正四面体を集めて、大きいサイズの正四面体を32個集めて、クリアするといった内容。
内容が内容なだけに、少し込み入った内容をするとすぐにネタバレとなってしまうのでシステムとか音楽性とかを。
まずはこのゲームの特徴はパースがない、昔ながらのゲームを視点を変更して遊ぶといった点。
又あくまでもプレイヤーは第三者としてゲームを遊ぶといったことがより顕著に際立たせている。
FPSは視点を自分の見ている世界を表す、といったゲーム一般的な表現方法の一つとしてあるが、このゲームではあくまでも世界の傍観者(第三者視点)としてでしかできないゲームシステムとなっている。
FPSが最近では主となっているが、それはあくまでも視点の一つにしか限らず、無理矢理にFPSとして売り出す物もある。
がしかしFPSの内容は特にその視点で無くてもよいといった物も多い。
Fezでは従来的な第三者視点でありながら、その視点の持つ意味は非常に大きい。
まず第一にその視点で無ければいけないと言う点。
先ほどの前述では視点の持つ意味も無くFPSにしているゲームが多いとした。
がこのFezでは極めて視点の持つ意味が大きく、その視点から謎解き、そしてアクションといったゲームへと昇華させている。
今作のFezも世界を旅して散らばった欠片をさがす、といった極めて単純な内容。
そこに誰しもが当たり前にとれるような物もあれば、多少考えなければいけない物。
さらには現時点では決してとれなく、クリアして何かしらの能力を得なければならない物。
中にはあからさまに怪しくこの先には重要な物があるのは確実と思えるような構造物。
といった世界を探索するおもしろさ、一つ一つの謎を解くといったパズル的要素。
世界を自分の目で見て広げるおもしろさ。
デザイン
非常に柔らかいタッチの絵が特徴的でまずそのSteamのストアで一際目立つそのイラスト。
リアル志向のゲームが多い中で、2等身のキャラクラター。
だけれどもそれは問題ではなく、より内容を際立たせる用に感じる。
操作性
ぶっちゃけキーボードは勧めない。このゲームは元々XBOX360用に作られたゲームでもあったりで何かとXBOX360用のコントローラでするのが快適。
キャラクターの操作や視点の変更も含めてしやすい。
特に視点回転はトリガーでするのが非常に自然で心地よい。
何も意味も無く回してみたくなるほど。
音楽性
音楽も非常によく、説明するのは難しい。本作が持っている、暖かい世界観であったりを作ったり、緊張感を出したり様々。
又キャラクターがオブジェクトの裏に回った際にエフェクトがかかったり、半分だけ出ている時には片方だけエフェクトがかかったりと作りが非常に丁寧に感じる。
難易度
比較的簡単、特に数字さえ読めればほとんどクリア一直線になってしまう。パズル自体はそんなに難しくはないように感じる、私は早ときなど意識せずにゆっくりまったりして3時間半くらいでクリアできた。
が2週目3週目すると比較的歯ごたえがあるような良問があったり、発想が豊かなパズルがあったりとなかなかおもしろい。
どれも時間さえかければ解けるような内容。
欠点
世界移行速度が遅く感じた、もっと早くてもいいかも。
アクション性が少しシビア、ここへこうすればOK!ってわかっても何度かくりかえすのはストレスが貯まるように感じた。
プレイ時間はどうでもいいから、全体としてもっとさくさくプレイしたい。
間延びしたプレイ時間よりも、熱中できるほどの濃い時間の方がいい。
マップがでかくて見にくかったり、扉の関係性がわかりにくく感じた。
ワープポイントがもっと多くても良く感じた。
その他
実績解除
RTRTLTRTRTLTLTLT
が完全にネタバレ。
実績を隠す気がゼロ。
ゲーム中の文章もすべて日本語になっていて、分かり易い。
Steam中でもなかなか少ない日本語化対応のゲーム
総論
かなりの良作、わかりやすいシステムで広い世界観があったり、音楽性も良く感じた。ただシステム周りはもう少し改善できたのでは?と感じた。
その点以外のゲーム性は非常に良く感じた。
パズルだったり、アクションだったり、シナリオだったり、音楽性だったりとすべてが大変高次元でまとめられていると感じた。
ほしいと思ったらSteamへ
「準備はいいか?ゴメズタイムだ!」 名言が生まれた瞬間である。 |